スカウツオウン・サービスとは?

正式には、Scouts'Own Serviceと言います。
教導職(僧侶・神職・司祭・神父など)が行う宗教儀礼ではなく、スカウト活動の中で、スカウトが自分たちで進める宗教儀礼または信仰心を高めるための礼拝のことです。
「スカウツオウン・サービスは、各自の信仰心を高揚するために行われ、それは「ちかい」と「おきて」の実践をより深めるものである」(教育規程1-22)と定められています。
スカウツオウン・サービスは、活動中、いつ行ってもよく、隊集会、キャンプやハイキングなど、どんな場所でも行えます。
ただし、信仰奨励章に挑戦するためには、隊長が行うことを前提とします。一方向的に感話を聞き、各人の信じる神(仏)にお祈りをするという形ではなく、一日の活動テーマにもとづき、自分ができることを約束し、自分にできることを考え、振り返る機会とします。

スカウツオウン・サービスってどうやるの?

進め方の一例です。

朝の部

  1. 集合(円形に集まる)
  2. 黙想(静かに目を閉じる)
  3. 歌(活動のテーマにあったもの)例「そなえよつねに」
  4. おきて唱和「スカウトは○○である」
    (全員がスカウトサインをし、司会者が最初に独唱し、そのあと全員で唱和する
  5. B-Pの言葉(活動のテーマにあった短いお話をする)
  6. 発表(今日の実践目標)一人ひとりが、今日一日の目標や人のために何をするか発表する
  7. 黙とう(祈りの時間)自分のできることをちかう

夕の部

  1. 集合(夕焼けに向かって一列)
  2. 黙想(静かに目を閉じる)
  3. 歌(心が落ち着く歌)例「夜の歌」「遠き山に」
  4. おきて唱和「スカウトは○○である」
    (全員がスカウトサインをし、司会者が最初に独唱し、そのあと全員で唱和する
  5. B-Pの言葉
  6. 発表(今日の目標達成)一人ずつ、今日一日何ができたかを発表する
  7. 黙とう(祈りの時間)自分ができたこと、無事に過ごすことができたことを感謝する