天理教

1.天理教の概要

天理教は、江戸時代の天保9年(1838年)に始まり、今年で185年目になります。私たちの信仰する 神様は、「天理王命(てんりおうのみこと)」様と申し上げます。この神様は、遠い遠い昔、この世 の中に何も存在しない頃、人間が陽気ぐらしをするのを見て共に楽しみたいと思われて、私たち人間 をお創りくださいました。そして、私たちが毎日元気に暮らせるようにと休みなくお働きくだされ、 さらに太陽の温みや水の恵みなど生きていく上で必要なありとあらゆるものをお与えくださっている のです。いわば天理王命様は、私たち人間にとっての生みの親であり、育ての親であると言えます。 だから天理王命様のことを「親神様(おやがみさま)」と申し上げてお慕いし、そして、親神様の子 供である世界中の人間は、みんな兄弟姉妹であると言えるのです。この親神様の自然の恵みやお働き に感謝しながら、毎日を明るく陽気に、そして、仲良くたすけあって暮らすことが、親神様の望まれ る陽気ぐらしなのです。
こうした親神様の思いを私たちに教えてくださったのが、教祖(おやさま)・中山みき様です。教 祖は、私たち人間がどうすれば陽気ぐらしができるのかを、言葉で伝えてくださっただけでなく、自 らが行い、手本に示して、50年にわたってお教えくださいました。その一つに「ひのきしん」という 教えがあります。ひのきしんは、休みなくお働きくださる親神様への感謝の気持ちを行動に表すこと を言います。みんなで草引きやゴミ拾いをしたり、家でお手伝いをしたり、ひのきしんの形は様々で すが、親神様への感謝の気持ちで行うことが大切です。
「天理教教会本部」は奈良県天理市にあります。本部神殿中央に位置するところを人間創造の地点「ぢば」といい、 この場所に親神様がお鎮まりくださいます。だからおぢばは世 界中の人間のふるさとであり、おぢばに行くとは言わず、おぢばへ帰るというのです。
天理教教会本部の神殿

天理教教会本部の神殿

さらに天理教について学びたい方は、こちらまで(外部リンク)

2.天理教の宗教儀礼

教祖は、親神様がお望みになる陽気ぐらしの世の中に近づくことができるよう、その方法の一つと して、「おつとめ」を教えてくださいました。このおつとめには、各地の教会で毎月決まった日につ とめられる「月次祭(つきなみさい)のおつとめ」や、毎日朝夕につとめる「朝夕のおつとめ」があ ります。おつとめをする時には、毎日元気に過ごすことができるお礼や病気で苦しんでいる人のたす かり、世界中の人々が平和に暮らせるようにとの願いや祈りを込めてつとめます。

参考リンク「おつとめをする

参考リンク「参拝の仕方

3.天理教章について

(1)天理教章の授与基準について
<天理教(令和元年5月12日承認)>
天理教スカウト育成協議会
1. 登録完了の1級以上のボーイスカウト、ベンチャースカウト及びローバースカウトであること。
2. 天理教の歴史、教祖のひながたを自己の信仰に活かせるよう努めていること。
3. 天理教の諸活動に参加したことがあること。
4. 参拝の作法を知り、実際に行えること。
5. 所属の教会とのつながりについて、隊指導者に報告できるよう努めていること。
6. 教えを日々の生活の中でどのように実践し、地域社会の奉仕に役立てているかをレポートとしてまとめていること。
(2)天理教章の問い合わせ先について
問い合わせ先:天理教スカウト育成協議会事務局
電話番号(天理大学学生部):0743-63-8248
メールアドレス:y-kiyose@sta.tenri-u.ac.jp